2013年7月12日金曜日

ある日の上海 夕食編

税理士法人決断サポートの上田です。
法律事務所決断サポートがなぜ「ベンケツ」なのか?
スタッフの皆さんからも、回答待ってます。

さて、一日のスケジュールの最後の訪問を終え、人民広場辺りで19時半過ぎ、子供の小さいスタッフには帰宅を促し、1人で夕食をとることに。
先日は日系居酒屋で空しかったので、簡単に済まそうと百貨店の飲食街に向かう。共通スペースでいろんな店の食事ができる食堂で、香港料理の店先で立ちどまる。

よしっ、

私:「个、个」(これとこれ)海老ワンタンとチャーハンを注文
店員:「・・・」無言で手を出す
私:「?、多少」(んっ、いくら?)
店員:「不是銭,卡」(お金じゃない、カードを出せ)
私:「没有卡」(カード持ってない)
店員:「50元」(あそこで50元分買ってこい)
私:「好的」(了解)
食堂の入口にある少し離れたカードの発券場所で
私:「50元」(50元分のカード下さい)
店員:「・・・」大きな溜息とともにカードをくれる
私:「・・・」心の中で“どうも”
カードを元の店員に差し出す。
   店員:「5一起?」(5分間待って、チャーハンはどうする?)
    私:「一起」(一緒で)
店の前の食事スペースで待つこと5分。
   店員:「・・・」アイコンタクトで“出来た”
    私:「謝謝」(ありがとう)


で、実食っ。

うぅ~ん、、、残念。。。
上海で香港料理を期待した方が無理か。
10分程で食事を終え、地下鉄でホテルへ。
21時にホテル到着で、1日終了。


いかがでしょう。

ビジネスの内容がここでは書けないとはいえ、昼食編から内容が薄いですよね。
そうなんです、実は、“こんな程度”なんです。
上海は決して日本語が通じる外国ではありません。
しかし、取りあえずのやり取りは3歳児ボキャブラリーで十分です。
というか、暗黙知でクリアできます。

グルーバル人材育成に外国語教育は必要だということに大賛成ですし、ビジネスにおいて重要なスキルだと思います。
しかし、本当にビジネスレベルの外国語をマスターするとなると相当鍛錬が必要ですし、そのレベルの外国語スキルと専門スキルを合わせ持つようなスーパーマン集団は、大企業だけで、中小企業においては「専門スキル+暗黙知(欲して得た知識)=できる人」が成立しています。

しかし新入社員や面接に来て頂く方の中には、何をするにも“形から”といった「形式知」中毒の方が多くいます。
外国語ならまず語学学校に通わなきゃ、新しい領域のミッションなら専門書を買わなきゃ、クライアントの要望ははっきりと言ってもらわなきゃ・・・。

もちろん、書籍や前例から学ぶことも必要です。
しかし、学校ではありませんし、学んでいる時間を待ってはくれません。
クライアントからの要求を、会社からの要求を、自身の要求の如く貪欲に得ようとしない時点で、赤ちゃんが“立ち上がりたい”とか“しゃべりたい”とかいう想いから得る暗黙知に、そのスピードに負けてしまうのです。

簡単なことです。
自分のこととして捉える。
それだけで、腹が減ったら、なんとかするもんです。

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