2014年3月19日水曜日

弁護士の鈴木です。

私たち決断サポートグループは、日本の企業が中国へ進出する際の会計支援をするため、中国の大連に子会社があります。大連は、遼東半島の先(司馬遼太郎の「坂の上の雲」が好きな人には旅順の近くといえばわかりやすいでしょうか)にある人口約600万人の大都市で、日本に近いことからも日本の大手メーカーの工場も多く、日本企業の中国進出の足がかりとなっています。




私は、3月13日~16日まで、大連の子会社(通称、明決)の視察をしてきました。実は、初中国です。今回は、明決の様子を報告させていただきます。
 大連市は、昔からの都市部と、新たに開発・発展した開発区に分かれています。明決は開発区にあります。大連の空港から、車で30分ほどです。




  これが明決の入っているオフィスビルです。大連の開発区の中でも1、2を争う立派なビルです。明決のスタッフは、ここで毎日仕事をしています。
 明決の主な業務は、中国に進出した日本企業の会計支援と、日本式の会計・簿記の普及です。
 私が、明決を訪問したときには、日本の大手飼料メーカーさんが現地子会社の会計監査に来ており、昼食を一緒に食べながら懇親させていただきました。明決は、中国子会社の経理のお手伝いなどもしています。
 後者は、大手資格予備校のTACさんと共同で、簿記の講義もしています。講義は、日本語と中国語で行われます。




上の写真は、日本式の簿記の勉強をしている中国人に、日本での経理・簿記の重要性を話しているところです。
大連では、全経の簿記の試験が、日本と同じ日、同じ時刻、同じ問題(当然、問題は全て日本語!!)で行われ、日本と同じ資格がもらえます。
 中国人受講生の皆様は、必死に勉強していました。中国は、人口が多いので競争が日本より激しく、「日本語(外国語)が話せるだけ」では、いい就職先がありません。ですから、中国の学生は、日本語で日本の経理・簿記がわかりますとアピールするために、簿記検定の勉強をしているわけです。すごい熱気です。
 今年5月に大連市内である簿記検定には、500人以上が受験する見込みですが、来年にはもっと多くの中国人が簿記を受験していると思います。

 また、夜は、明決スタッフ、TAC大連の皆様と中華料理で舌鼓を打ちながら、楽しい時間を過ごしました。
 また、大連にいく機会があればブログで報告させていただきます。

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